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急増する古紙の輸出

2004年2月19日
 九州からの輸出が好調である。
2002年4~6月期以降、2003年1~3月期まで1年間2ケタ増が続いた。一巡したところで、イラク戦争、SARSで▲0.1%となり、輸出もいよいよかと思わせたが、7~9月期は9.6%、1012月期は6.2%と復活している。
 
輸出が好調な背景には、中国向けが8期連続2ケタ増(20031年間では26.5%増)、台湾向けが6期連続2ケタ増(20031年間では21.3%増)といった具合に、中国・台湾の景気拡大がある。対照的なのがアメリカ向けで、2003年は前年割れが続き、20031年間では10.7%減となっている。
 
輸出品目で伸びているのは、半導体や機械類、自動車だが、古紙の輸出も急増している。全国ベースでは、1999年時点では、29万トン、25億円だったのが、2003年時点では、197万トン、254億円へと著増している。門司税関のデータをみても、1999年時点では、4千トン、4千万円だったのが、2003年時点では、48千トン、58千万円へと著増している。金額ベースでは、4年間で14.5倍にも増えたている(もっとも、九州の輸出額は4兆8千億円なので、構成比では0.012%に過ぎないのだが)
 中国向け古紙の輸出が著増する
理由は、
①紙の使用量は文化のバロメータであり、経済成長に伴って所得水準が向上すると、当然、中国での紙の消費量は増える。
中国の古紙回収システムは未整備であるため、安定した品質の古紙需要が旺盛である。
 
1997年に自治体からの委託調査で、台湾への古紙の輸出実験をやった時はどうやっても赤字だった。しかし、アジアが高度成長する今は、スクラップ古紙もカネになるようになったのである。

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